前回は磁界の事をテーマに記事を書いたが、今回は実際に私の周りの環境
や体において磁界がどのような値で存在しているのか調べてみた。実際に
電磁波の磁束密度を測ってみようという試みである。
そのために2台の磁気強度計を買って試してみたのだ。一つは直流磁気(静
磁場)用のもの。もう一つは低周波交流磁界用の測定器である。それぞれ
の違いを言うと、まず直流磁場用は普通の磁石から発せられる磁気を測定
できる測定器だと言っていいだろう。この性能から言って、もし体内の中
に磁気物体があれば、反応して数値を示すというものだ。これによって披害
者の体が帯磁しているかどうかが、わかるのである。それともう一つの
低周波交流磁界用の測定器であるが、これは人工的な電磁界、つまり
私たちが使っている電気から発せられる磁気である。家庭に送られている
電気は交流の50Hzの電気である。この交流の磁界を計測することで
披害者の環境がどういう磁場になっているかということを認識できるという
ことなのだ。

計測結果であるが、まず直流磁場用の計測器である。これは自分の部屋に
て自分の体に直接計測器のセンサー先端を当てて計測したが、腕や足
などに当てても反応を示さず心臓に近い部分に当てると、わずかにデジタル
数値が上がるようだ。その数値は100μT(マイクロテスラ)である。
100μT(マイクロテスラ)と言われてもピンとこないだろうから、実際
の数値の例を示すと、体がすぐに影響を受けて、めまいを起こす数値が
2T(テスラ)と言われている。ゆえに、めまいを起こす値の2万分の1
という事である。しかし長い時間でずっと暴露しているとまたその影響度
が違ってくる。小児白血病などは0.3~0.4μT(マイクロテスラ)で
もリスクが高まるらしい。よって私の体における100μT(マイクロテスラ)
は決して安心できる数値ではないということだ。この数値は自分の部屋で
のみ示す数値であり、他の場所では示さないようだ。という事は自分の部屋
にいる時に何か電磁波を送っているという事ではないだろうか。
さらに私は、めまいを感じる、街中の一角でも自分の体で測定を行ったが
顕著な数値は出なかった。ゆえにめまいを起こす場所と自分の帯磁の有無
の因果関係はないという事なのだと思う。
次に低周波交流磁界用測定器である。この測定器で、やはりいつも、めまい
を強く感じる町中の一角や職場の廊下などで計測してみたところ、反応は
みられなかった。ただ職場の仮眠室で就寝する際に頭を向ける壁の方向に
計測器を向けると、反応して顕著な数値を示すのである。これは当然なのか
もしれない。仮眠室の隣の部屋は電気室なのである。その中には大型の電気
設備があり、一つの大きなビルの電気の制御をまかなっていて大電流が
流れている場所である。
低周波交流磁界用の測定器は何もない時はずっと0.03μT(マイクロテスラ)
を示している。これは通常の街中の電気が、かよっている場所などでは、これ
ぐらいの数値が常としてあるということなのである。私が、めまいを感じる
場所も0.03μT(マイクロテスラ)を示したままで変化がない。それでも
仮眠室の壁を測ると最高で0.9μT(マイクロテスラ)を示すところから、この測定
器は、決して欠陥品ではないということだけはわかった。
その他の場所も一応電磁界強度を測ってみた。送電線の鉄塔の下では、数値
が上がると思っていたが、ほとんど上がらなかった。送電線の下はよく、ガン
や白血病、鬱などになりやすいと言われているが、私が計測した送電線の鉄塔
は、たまたま電力が弱いものだったのだろうか。ネットの値を調べると20
μT(マイクロテスラ)だと言われている。また一般の道路なども調べてみた
が、ある道路では0.11という数値を出した。この道路は一回、私の車がなん
でもないのにエンストしかけた道路であり、車で運転中、目の前で2台の車
が衝突したり、原チャリの年配の男性が転んで意識を失ったこともある道路
である。きっと何か電磁波の仕掛けでもあるのに違いない。この道路の途中
の右脇の道を入った所には創価学会の会館があるのだ。それだけでも嫌疑は
充分なような気がする。
以上の事から言えることは、自分の部屋にいるときは自分の心臓あたりに
磁気が発生するという事。また、めまいを感じる場所は特に強い磁場が発生
しているのではないという事。それと特に電気施設がない場所でも、磁界
が強い場所が存在するという事だ。
最後に「磁界、電磁波の生体影響」というサイトの抜粋を載せたい。
☆低周波電磁界の生体影響
強い低周波電界に曝露されると,体表に表面電荷が誘
導され,体毛に力が働いて知覚される。 閾値は体毛の密
度,湿度などで変化するが、およそ 1OkV /m 程度であ
る。 この現象自体は健康に有害ではないが、長期的には
ストレスとなるので避けるべきである。
低周波電界および磁界の確立した作用で,体表での知
覚以外の比較的閾値の低い作用は,すべて電磁界が組織
内に誘導する電流密度で説明される。この作用は神経や
筋の興奮現象として知覚されるので刺激作用と呼ばれる。
おおむね 10mA /m2 以上の電流密度で,閃光感覚など
の軽微な刺激作用が生じる。心室細動のような重大な影
響を生じるには心臓 付近に lA /m2 以上の電流密度が生
じる必要がある。この大きさの電流密度は,身体に直接
電極を接触させない限り,外部電磁界で誘導することが
非常に困難である。磁気刺激による除細動装置の開発が
試みられながら成功をおさめていないことからもこれは
確かめられる。10 mA/m2 の電流密度を誘導する低周
波電界は,およそ 20kV /m である。 また磁界では
0.5mTで全身が曝露されるとき,身体の末端の体表付
近で IO mA /m2 の電流密度が生じる。磁界による電流
密度の誘導は身体の中心部で小さく,中心から遠ざかる
ほど大きい 。
実験室レベルの研究では.10~100mA /m2 の電流密
度によってさまざまな現象が報告されている。電流刺激
や磁気刺激による骨折の治癒の促進はこのレベ ルで報告
されており,臨床にも応用されている。 しかし,これら
の現象の多くは機構が明らかでなく再現性のある一貫
した作用であることが確かめられていない 。
疫学研究から,低周波磁界がある種のがん,特に小児
白血病のリスクを増加させるのではないかという問題
提起がある。 この問題については後述する ,電磁界が
これらの病気のリスクを上昇させるはっきりした証拠は
ない 。
☆高周波電磁界 電磁波の生体影響
高周波電磁界の作用では熱の 発生が顕著 ,比較的低
い曝露レベル熱による影響が生じるために ,非熱的な
影響は普通は観察されない。 このために,全身的な曝露
に関しては,熱による体温上昇を基礎に生体影響を理 解
できると合意されている。 体 温上昇による影響が生じる
のは,全身平均 SAR が 1~4 W /kg 以上である。 防護
指針は 0,4W /kg 以下であり,この数値は世界的に合意
されている 。
曝露が身体の局所に限られる場合,血流により熱拡
散するので組織温度は、ほとんど上昇しない。 しかし,局
所の曝露 が十分に強いと温度の上昇がなくても,生体影
響が生じる可能性があるとの懸念がある。このような作
用をアサーマルな作用という。携帯電話機による頭部近
傍での曝露ではアサーマルな作用が議論の対象となって
いる。
これまでの研究から判断して,全身での吸収電力が過
大でなければ, 局所で 1g の組織当たりの吸収電力が 8mW
(局所 SAR が 8W /kg)以下では人体の健康に影
響しないと広く合意されている。 携帯電話の急速な普及
とともにアサーマルな作用についての関心が高まってお
り,この数値の根拠をより確かなものとするための研究
が行われている。
☆パルス電磁界の生体影響
エネルギーが短時間に集中するパルス電磁界では,吸
収電力の時間的な平均値が小さいため,熱の発生はわず
かでも,電力のピーク値が大きい。 このために非熱的な
影響の可能性が考えられる。 パルス的な電力吸収は熱弾
性波を発生させる。 この熱弾性波がクリック音として知
覚されるマイクロ波聴覚効果の存在が確かめられている。
パルス波によるさまざまな影響の可能性が示唆されて
いるが ,マイクロ波聴覚効果が生じない程度の曝露レベ
ルで確立した作用はない。
低周波電磁界は神経や筋の興奮現象として知覚されるので刺激作用が生じ、
閃光感覚なども起こると言っている。また心臓の心室細動も起こると言っ
ている。心室細動は私も体験して入院したことがあるが、原因はこれで
あろう。ある方法で体の中に電流を流されたという事だ。また高周波電磁界
は体温を上昇させると言っており、熱弾性波を発生させマイクロ波聴覚効果
を生じさせると言っている。まさにテクノロジー犯罪の手法だと言っていい
だろう。
今回は計器を使用していろいろ計測して、披害を増大させる磁気が存在する
のかどうかを調べてみた。しかし被害者の体の中に何か磁性体が存在し、
めまいなどを起こす、または磁界の強い場所が存在し披害者が電磁誘導の
原理でめまいを起こすといった推測の証明はできなかった。
敵方も証拠となるようなものは残さないということのようだ。
しかし収穫はゼロでは無かったようである。もう少し計測器を使っていろ
いろ試してみたいと思う。