最近、自宅から少し離れたところにある図書館に行ってみた。比較的新しくできた
図書館で蔵書もそれほど多くないが近代的なつくりである。自分の仕事に関連する
書籍の本棚を見ていると、ふとある一冊の本が目にとまった。それはニック・ベ
ギーチ博士の”電子洗脳”の本であった。図書館にこの本が置いてあるとは少し驚
いた。前から一度読んでみたいと思っていた本である。この”電子洗脳”の本の
内容は、ネットのユーチューブでも紹介されており、その動画についても一度、
本ブログでも取り上げて記事にしている。現物の本を読んでみると動画以上に様々
な陰謀の事が書かれていた。人工地震や気象操作、人体に埋め込まれたマイクロ
チップ、MKウルトラ計画など多岐に及んでいる。特に本の前半の方には”HAA
RP”の事に触れていて著者の博士自身は、その施設に入ったことがあるようだ。
そして、そのしくみや規模から自然に及ぼす影響や、また人体に及ぼす影響の危険
性を本の中で訴えているのである。

このHAARPとは、そもそも何なのであろうか。調べてみるとオーロラを調査し
地球の電離層を研究して地球の環境がどうなっているか知ろうというものであるら
しい。しかしニック・ベギーチ博士は、この事に懐疑的なようなのだ。それら
の調査、研究は建前であって本当は地震やら気象などを操作しているのではないか
と言っているのである。そしてこれは人体にも作用して多くの人を洗脳コントロール
できるのではないかという事も言っているのである。

このHAARPを日本語にすると高周波活性オーロラ調査プログラムという名である
という。かなりの出力の高周波の電磁波を放出する装置という言われている。
また博士は、この装置は超低周波も出す事ができるという事を言っているのだ。
人間の脳活動の電気周波数は数Hz~数百HzだというからHAARPを使用して
脳に影響を与える事もできるのだという。これが本当なら多くの人間に軽い暗示や
錯覚を与える事が可能ではないだろうか。さらに博士は電磁波の共鳴について
も言及しており、この共鳴の繰り返しにより、エネルギーが増幅して地震のような
大きなエネルギーをつくり出す事ができるという事も言っているのである。その
共鳴とは何か。共鳴とは物質が持っている固有振動数と音や電磁波の周波数(振動
数)がマッチングするということだ。例を言えば高周波の声を出すソプラノ歌手
がワイングラスを声のみで割ってしまうというもの。この場合もワイングラスが
持っている固有振動数とソプラノ歌手の声の振動数が一致した事による結果という
ことになる。また違う例で言えば、お寺にある釣鐘を指一本で何度も押していると
段々振り幅が大きくなる、あの現象である。つまり共鳴、共振は途中でやめない限
りその物が破壊されるまでエネルギーが増大していくというものだ。こういった事
ができるのであれば地震を起こすようなような膨大なエネルギーを作る事も可能だ
という事ではないだろうか。
ここから人工地震は電磁波の共鳴によるものだと仮定して少し考えてみたいと思う。
まず地震の仕組みであるが、地震は活断層、またもっと大きいものではプレート
などが、ずれることによりそれを元に戻そうとする反発の力が瞬間的に起こったもの
だという事ができる。

この活断層やプレートに電磁波を照射して共鳴を起こさせれば大地震ををも引き起こ
す事も不可能ではないという事だ。地中の中にある岩盤は圧力を加えられて軋むと
電気が起こるという説がある。前にも本ブログ記事で水晶に電気を加えると振動が
起こるという事と逆に水晶に圧力を加えると電気が発生するという事を書いた。
これは圧電効果というものであり、水晶発信の時計はこの原理に基ずいている。
故に岩盤が圧力を加えられた事により、電気(電磁波)を発生するならば、その岩盤
に電磁波を照射したなら振動を起こさせる事ができるのではないかということだ。
そしてその振動は共振という形でどんどん増幅していき、限界点をこえて地震になる
という事ではないだろうか。その装置がHAARPだということである。
地震を起こす前段階はまず活断層の位置を見つけ出す事だろう。それを探知するのも
HAARPの役割ではないだろうか。活断層にはいつも内部圧力が強めにかかって
いるので微弱ながら電磁波を放出していると思われる。それを探知しているのではな
いかということだ。それにしてもHAARPはは活断層を探すにしても、その活断層
にエネルギーを与えるにしても、どうやって、その場所に照準を合わせているのかと
いう事である。それは多分電離層を利用しているのではないかと思う。地球のかなり
上空にある電離層というのは電磁波を跳ね返す性質があるので電磁波の照射角度を
上空に向け、方角を正確に設定すれば、目的の場所に電磁波を送ることができるよう
に思われる。

そして送られた電磁波は活断層に共振振動を与え、反発力を招いて地震になると
いう事ではないだろうか。この方法で、もしやっているとしたら、活断層に対して結構
長い時間、電磁波を照射しているのではないかと思う。比較的出力の大きくない
電磁波でも時間をかければ照射された電磁波は共鳴によって、じわじわと高エネ
ルギーになるのではないか。こういった方法ならば、なんの人為的痕跡も残さず
に大地震による破壊工作できるというわけだ。
他の人工地震に関するネットのサイトではHAARPは電磁波によってプラズマを
つくり、活断層にぶつける、あるいはプラズマの熱で地下水を加熱させ膨張させる
といった説もあるが私はこの共鳴説が一番、現実的ではないかと思っている。
最近起こった北海道の震度7の地震も人工地震であろうか。震源の深さは37km
の活断層型地震だそうである。そういった人間が手が出せない場所でしかも大きな
エネルギーを持っていけそうにない場所の活断層に力のエネルギーを加えることが
できるのは、やはり共鳴現象しかないのではないだろうか。
電磁気学の生みの親ニコラ・テスラは、こう言っている。「地球だって、電磁波に
よって数ヶ月から1、2年かければ真っ二つに割ることができる。」というのだ。
もしこれが正しいのであれば、人類は何という危うい悪魔の道具を手にしてしまった
のかという事なのだ。地球が人間の手で消滅するならば核などではなく、この電磁波
によるものなのかもしれないという事なのである。