これは私が集スト被害が酷くなる前の一年間の話である。集スト、テクノロジー犯罪
で身体の痛みや周りの人々の執拗なアンカリングが起こる前は音の攻撃のみの
被害であった。故に隣の家の嫌がらせで指向性スピーカーなどを使って騒音をだして
いたのだと思っていたのである。しかし、いくら特殊なスピーカーでやっていたにして
も、その音の聞こえ方は独特で普通に空中を伝播をしているようには思えなかった。
隣の住人とは犬の騒音の事で揉めていた時期でもあったので嫌がらせだと思い、証拠
として録音した音声データを音響研究所という所に持って行き解析を依頼したが、何も
得るところはなかった。データ解析料金もバカ高く十数万円の金が消えたのである。
全く役に立たない研究所だと思ったが後の祭りであった。こと集スト、テクノロジー犯罪
の証拠をとる事については、ほとんど無理だと言っていいだろう。もしそれらを誰でも
証拠として、つかむ事ができたなら、とっくに集スト、テクノロジー犯罪は世の中の知れ
る所となっているからである。その当時はまだそんなとこで、自分が集スト被害者だと
思っておらず、ただの騒音被害者だと思っていたのだった。
そして音響研究所に通っていた当時、私の後をつけている人間に気付き何かしらの
団体か組織が動いているという事に気付いたのである。それからが、さらに音の攻撃
で大変であった。特にベッドで眠りにつこうとすると何かしらの音を放ってくるのだ。
また不眠症に陥ってしまった。不眠症の履歴は神奈川に住んでいた頃の住人の深夜
の騒音に始まり、その後実家に帰ってからのカラスの騒音、次に隣家の犬の騒音。
そして、その犬の騒音から端を発した嫌がらせの音の攻撃と、私に休む暇を与えずに
執拗に行われていたのである。
その嫌がらせの騒音攻撃は大分きつかったので、私は昼はスーパーの屋上に自分
の車を駐車し、その中で寝ようとしたり、夜は高速のサービスエリアなどで睡眠をとろうと
したが、やはり何かしらの音の攻撃をされて眠る事ができなかったのであった。それら
の時はいずれも車で移動していたので私は自分の車に何かGPSのようなものを仕掛け
られているのではないかと思った。しかし車底をいくら見ても、そのようなものは発見で
きず、余程人にわかりずらい所に付けられているのかとも思ったが結局何もわからずじ
まいであった。そこで私はある実験をすることにした。周りの誰にも気付かれず、車も
乗らずに、身一つで遠い場所に行ったら私を追尾できるか、というものだ。私は夕方
毎日運動のため、家の近所を散歩していたが、その途中で家には戻らず、そのまま駅
まで歩いて電車に乗り5駅ぐらい先の駅で降りその近辺にあるネットカフェで一夜を過
ごして睡眠をとろうという計画を立てたのだ。いつものように散歩のコースを途中まで
歩き、ある十字路で右に曲がって家に向かう順路を、あえて変えて左に曲がって駅に
向かう事にした。これなら、まく事ができるだろうと思い電車に乗り目的地のネットカ
フェに着き個室に入った。そしてネットを少しやってから睡眠をとろうと思った。 ところ
がである。静かに過ごせるであろうその部屋が突然騒音の鳴り響く奇怪な部屋に変貌
してしまったのだ。何か重い物をドスンと床に落とすような音、壁をドンドン叩くような音
、ドアを思い切り閉めるような音と、散々であった。部屋から廊下に出て何の音か確か
めようと思った。廊下に出て隣の部屋のドアを見て見てみると道具置場と書いてあり、
開けてみても誰もいなかったのである。そして、また自分の居た部屋に戻ると、また大
きな騒音が鳴り響いて、居心地を悪くさせられるということを繰り返され、ウンザリして
しまった。結局そこには30分ほど居て自分の家に帰ることにした。監視の追尾をまく
事に失敗したのだ。
その後どうして失敗したのか考えてみた。この時点では、まだ集スト被害者の自覚
は無かったので、外で行動している私の姿を複数の監視人が見ており、連携して
連絡をとって居場所を逐一特定していたのだと思った。しかし、集スト、テクノロジ
ー被害者として自覚し、数年たった現在では、考え方が一変した。私が考えるに
被害者は敵方に察知される何かをいつも放っているのではないかという事である。
人間というものは、各々特有の波動(電磁波)を発しており、それをキャッチするよう
な特別な装置が存在すれば居場所を特定できると考えた方が理にかなっているとい
う事なのだ。被害者はよく電磁波を受けるアンテナになっていると言われているが、
逆に電磁波を発生させる装置にもなっていると考えられる。多分個人の発する電磁
波は個人個人でその波長、周波数などが指紋のように千差万別で違っており、
個人を特定する事ができるという事なのかもしれない。ただ人間の発する微弱な
電磁波では拾いきれないので、あらかじめ被害者から採取したデータの電磁波数値
を参考にして被害者の周りには、その数値を入力した共鳴装置なるものを仕込んで
いるように思われる。前に音叉の話を書いたが、二つの形の同じ音叉を用意し、
一方を叩いて鳴らすと、何もしていない、もう一方の音叉が鳴り出すといったものが
共鳴だが、これを応用している可能性がある。人間の場合は音ではなく、電磁波の
共鳴である。故に被害者が共鳴ゾーンに来れば、被害者固有の電磁波が共鳴、
増幅され居場所を特定する事ができるということなのではないだろうか。被害者の
行動半径には、いたる所に共鳴装置があり、またエリアをカバーできない所などは
人工衛星などを中継しているとも考えられる。被害者がエリアに進入するとその
存在が炙り出される、そういったシステムになっているのではないかと思うのである。
では人間の放つ波動とは、いったいどういうものなのであろうか。スピリチュアルな
分野では、それは視覚化され、色のついたオーラというものであるようだ。
また量子力学の分野では、こうも言われている。
”質量のある粒子としての性状以外に波動の現象を示す事から、すべての物質は
微弱なエネルギーである波動現象を有するものである。私たち人間にも物質とし
ての身体の波動を受発行する機能が備わっている。波動はまた、音としても感知
できる。”という事である。
実際どんな音であろうか、私は耳の奥に人指し指を突っ込んで耳道の上壁に押し当てる
と”ドドド”という音が聞こえてくるのだが、これがそうだと思っている。下の図にそのやり
方を示してみた。

耳の穴に人指し指を突っ込み矢印の方向に指を押しつける。
親指で下の肉部をつまむ。よく聞こえない場合は人指し指の
押し付け方を強くしたり、親指のつまむ位置を少し変えたり
して試みる。
初めはわかりにくいかもしれないが耳をすましていると指の動く音や脈の音以外に
規則正しいような”ドドド”という音が聞こえてくるだろう。本来の自分の波動音か、ま
たは共鳴で増幅された音かわからないが自分の体が発信しているようだ。
皆さんも一度試されたらいかがだろうか。